旧岡田邸の歴史

旧岡田邸とは

旧岡田邸とは昭和8年に建てられた酒蔵のオーナーのご自宅です。

完成までに2年を要し、見積もりのない建て方と呼ばれ贅を尽くしたこの建物は、

いたるところに「本物」の歴史的建造物として残っています。

また、別名「紅葉館」呼ばれ、落葉樹を巧みに活かした日本庭園も、

庭師の丹念な手入れにより、今もなお美しさを保ちつづけています。

沿革

昭和8年(1933年)

清酒北の誉創設者岡田重次郎宅として建築された和の要素を取り入れた洋館造り。

昭和9年、13年には皇室の方にご宿泊頂いている。

重次郎は北の誉ご三家(野口、西尾、岡田)の一人

明治40年には、酒造工場を造り、野口合資会社設立

資本金24,000円は、吉次郎、西尾長次郎、岡田重次郎、西竹吉の4人が6,000円づつ平等に出資。

北の誉、北の一、北鎮、酔自慢、天春などの銘柄を使い分ける。

昭和11年に資本金70万円、岡田重次郎社長の丸ヨ岡田商店に衣がえ

岡田邸は、重次郎、正平、正雄と三代に渡り住み。

重次郎氏は商工会議所会頭、パルプ工場誘致、北海ホテル社長、北海道酒造組合連合会長を歴任。

正雄氏も北の誉社長、会長、アサヒビル社長と、道内経済界をリードした。

明治大正昭和と、北海道、旭川において貢献した岡田家の邸宅である。

2003年10月より、京都在住の資産家が所有。

2010年10月 一般財団法人旧岡田邸200年財団を設立。

2011年5月  財団が京都の資産家より買取、現在に至る。